何者かに変えようとする中で、自分は自分であり続けること

絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、 自分らしくあり続けること、それが最も素晴らしい偉業である。

ラルフォールド・エマーソン

この言葉について考えてみたいと思います。

みなそれぞれ独自の価値観に従って行動して生きている

人はそれぞれ自分の価値観に沿って生きています。

それは、自分の行動の規範で信条となっています。
なので、無意識に自分の価値観が一番正しいと思っています。

だから、もし、あなたが親だとしたら、 お子さんは自分の価値観に合った子であってほしいと願って、 自分の価値観に合わせて育てようとします。

会社でも上司は自分の価値観で成功してきたし、その価値観にそって自分は今までやってきたのだから、それに部下たちも合わせようとします。

職場じゃないとしても、いろんなところで、その人独自の価値観を正しいと信じ、自分の価値観に他人を合わせたくなります。
正しいと信じているというよりも、他の考えに及ばないのです。

そして、そんな自信満々な人や、あなたの尊敬する人などに、何かを言われると、そうかな?って思ってきます。

それは自分に自信がないからなんですよね。
これで良いのかな?と思いながらいると、他の人から「こうだ!」って言われたら、 そうなのかな?じゃあ、それに合わせなきゃいけないなって思い、 自分を違うものに変えようとしてしまいます。

そういう感じで常に世の中では、自分の価値観に他人を合わせようとする動きがあります。

それは、意地悪とかじゃなく無意識になんですね。

そんな、違った価値観が合わさった中でも「自分は自分、自分らしく」ってことを常に保っている人、 そういう人ってスゴイですよね。

確固たる自分があるっていう感じです。

でも、それって難しいように思えて、実は簡単なのです。

なりたい自分の姿、自分の価値観がしっかりしていれば怖くない

多くの人の価値観が飛び交う中、強制的に自分の価値観に合わせようとしてくる人が現れます。

でも、たとえそれが権威のある人だったとしても、自分の価値観を大事にしていられる人。

それは、「自分のすべきこと、 自分がこうあり続けるっていう姿が見えている」人ではないでしょうか。

自分のあるべき姿がハッキリしているから、他人から自分を変えようとする力が働いたとしても、それが自分の大切にしていること・価値観に合っていなければ、従うことはないし、たとえ、従ったとしても、魂まで従わないといった感じです。

どういう事かというと、完全に相手の価値観の支配下に入らないということです。

相手の価値観を大切にしながらも、そこには忘れることなく自分の価値観を存在させます

相手の言っていること、していること、しなければいけないこと。
それらが、自分の価値観を満たすために、どんな役にたつのだろうかと無意識に考え、自分の価値観を満たすために従うのです。

エマーソンは、「自分らしくあり続けることが素晴らしい偉業である」といいます。

それだけ、人の価値観に左右されてしまうことが多いということですね。

私も無意識に自分の価値観に合わせて、 誰かを変えようとしていることがあると思います。

でも、その逆に、誰かの価値観に合わせて自分を変えようとして自分が自分でなくなっている状態になることもあります。

常に自分らしさを忘れないようにしながら、人それぞれの大切にすること、価値観を尊重して、 さらに自分の価値観も大切にしていきたいですね。

最後までお読みくださいましてありがとうございます。


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