人の価値観が違うのだから、得意なことと苦手なことがあって当然

あの人ができるのに、なぜ、あなたは出来ないの?って言われたことありませんか?

考えてみると残酷な言葉ですよね。

みんなができるのに出来ない私はダメなんだ

私が初めて、がん治療を始めた時、副作用で一日中眠くて体がだるく、何もする気が起きませんでした。

がんに罹患したと分かり、仕事を失っていたので、就職活動をしていました。

でも、動くのが辛いので、人の少ない朝にハローワークなどに行って、早々に帰宅し、履歴書を書いて、あとは眠るという日々を過ごしていました。

妹や友人に「体がだるくて…」と話をすると、「同じ病気で同じように治療している〇〇さんは、何もなかったかのように働いているのに、なんで?」

「何か他の病気もあるんじゃない?」「気が緩んでいるんでいるだけじゃない?」など、元気づけようとしてくれたのだと思いますが、その一言一言がとても突き刺さりました。

でも一方では、がんの人間はちゃんと働けないと思われ、なかなか仕事に就くことができませんでした。

その人の状態ではなく、世間一般的に言われていることを、自分の価値観に合わせて判断して思い込んで当てはめているんです。

でも、そんな言葉が積み重なって自分の耳に入ると「みんなと同じようにできない。だから私はダメなんだ」と思ってくるんですよね。

もっと動かなきゃいけない。
辛いのは気のせいだと思い、結構、自分を追い込んでしまいました。

違うから楽しいし愛せる

でも、人は同じではありません。

性別や趣味が一緒という人が大勢いたとしても、育った環境や考え方などで、その趣味は微妙に違ってくるし、似たような人がいたとしても、同じ人はふたりとしていません。

双子だって、それぞれの時間があり、違う人を好きになるし、違う世界をもっています。

家族のように同じ遺伝子を持っていても違うのだから、他人とあなたが同じはずがありません。

だから、他の人が出来て、あなたに出来ないことがあるって、それは当然だと思いませんか?

反対に、あなたに出来て、他の人にできないことだってたくさんあります。

大事に思っていること感じていることなど、人それぞれの価値観に沿って生活しています。

ひとりひとり違う価値観で生きていれば、価値の高いことが得意となり、価値観の低いことは後回しになってしまいます。

そのうちに、出来ること出来ないことというより、得意なことと苦手なことができるのは当然です。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ

違っているから、いろんな発見がって楽しいし、愛せると思いませんか?

みんな自分と同じだったら怖いと思いませんか?

他の人はできるけれど、あなたが苦手なことは、出来る人に任せればいい。

反対に、あなたが得意とすることで、他の人にできないことは、それはあなただけの才能です。

そこに力を入れて、他の人に提供していけばいいのです。

 
私も私に出来ることで奇跡を起こしていきます。

最後までお読みくださいましてありがとうございます。


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