突然ですが、あなたは屋根と壁のある部屋に住めていることに感謝したことはありますか?
当然だろ!って思いますか?
私はずっと、家の中に住むのが当たり前だと思っていました。
だから、少しでも広い部屋、住みよい場所など贅沢を言ってきました。
自分の住まいに関することは私の価値観の上位にありますから仕方ありません。
だけど、入院生活が長く続いた時、家賃が払えなくなって、路上で生活しなければいけないのではないか?って怯えた時など、屋根と壁のある自分だけの空間に住めることは奇跡なんだなって感じました。
目の前に与えられているものに感謝する
家があるのが当たり前。
食べるものがあるのが当たり前。
家族がいるのが当たり前。
職場があるのが当たり前。
空気があるのが当たり前。
地球に住んでいるのが当たり前。
などなど、当然だって思っていたことがたくさんあります。
でも、家族が一人減り、二人減り、とうとう私の戸籍で生きている人間は私だけになった時、何とも言えない喪失感を覚ました。
また、お金がなくて食べるものを買えなかった時、食べるものを自由に買えること、お店に行けば食べられるものが売っていることが、実は奇跡だったのだと知りました。
それに、お店に品物を運んでくれる人、その食材を作ってくださっている人、その多くの人たちを支えている人たち、多くの人の協力のおかげで、私の元に食べられる食材がやってきます。
そして、自分で作ることも運ぶこともなく、簡単に手にいれていたんだと気がつきました。
そんな意識で周りを見渡せば奇跡があふれています。
向上心は大切だけれど、感謝していないと意味がない
私は、ついつい、無いものに目を向けてしまいます。
ちゃんとした部屋に住んでいるのにも関わらず、「お風呂が狭いから嫌だ」「生活動線が悪い」「夏は暑すぎる」など、つい足りないものを数えてしまいます。
今、あるものに喜びと幸せを感じられないのであれば、仮に、足りないと感じているものが手に入ったとしても、更に足りないものを見つけ出し、いつまで経っても満足できることはないでしょう。
いま与えられているものを見渡せば、どんなに恵まれていて幸せなのか分かります。
もっといい家に住みたい。もっとお給料が欲しい。もっと幸せになりたい。
そんな向上心はとっても大切です。
それで頑張ろうって気がおこって、ワクワクする気持ちが出てくるのは凄いと思います。
でも、もっともっとっていう思いは、現状に満足していないってことになります。
それに、足りないって現状を自ら認めて作り出していることになります。
足りないことばかり考えているということは、常に潜在意識に足りない思いが届いていること。
そしてその思いが、あなたの顔に出て、言葉に出て、態度に現れ、宇宙に届いてしまいます。
足りない足りないって欠乏感が先にたち、宇宙に不満を伝えているのです。
あなたが宇宙だったら、そんな不満いっぱいの人に、更に何かを与えようって気にはなりませんよね。
感謝は奇跡をおこす
誰が言っていたのか覚えていませんが、感謝は奇跡を起こします。
何を言っているんだ?と思いましたが、本当に奇跡がおこります。
奇跡は自分で起こすことができるんです。
現在の幸せは、過去の自分が願ったことで、過去の自分の生き方が現在の自分です。
感謝をしていないということは、過去の自分を否定することにも繋がります。
という事は、現状に感謝することは、過去の失敗など、過去の重荷になっていることを全て取り除くことができます。
そして、未来の自分は今の自分の行動や思考次第で、どうにでも作り出せます。
現在のあなた自身に与えられているもの、現在のあなたに感謝して、現状が幸せで感謝しているけれど、もう少し、〇〇だったら良いなって気持ちでいれば良いのです。
そうすることで、現在が満ち足りている状態だと宣言することにもなります。
日々、生きているだけでも奇跡で感謝です。
今日もあなたと繋がった奇跡に感謝いたします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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