あなたは、あなたのご先祖様のお名前をどれだけ知っているでしょう。
あなたはたくさんのご先祖さまからの命が繋がって生きています。
そして、ずっとずっとそばで見守ってくれています。
たくさんの親族の中のわたし
最近は、ご両親と子供だけという家族が増え、おじいちゃんおばあちゃんですら、たまに会うだけで、名前や生年月日などを知らないというよりも、興味がないと言う人が多くなっている気がします。
私はおばあちゃんがいる家で育ちました。
おばあちゃんの知恵袋というだけあり、おばあちゃんからはたくさんのことを教えてもらいました。
かしこまって教えてもらったというよりも、日々の会話の中で自然に学びました。
そして、それが、さも自分が最初っから知っていたかのような知識となっていきました。
祖母を通じて、祖母の兄や姉、妹などを知り、その子供たちを知り、多くの親せきが身近でした。
この人たちとは、先祖が一緒なんだ。同じ血が繋がっているんだと、親族という言葉がピッタリの感覚でした。
でも、祖母が亡くなってからは親せきの同行があまり耳に入ってこなくなり、父が亡くなってからは、全く分からなくなりました。
大勢の親族を知っているのが当然だと思っていた私ですら、こんな感じなのですから、核家族で育った人にしてみれば、親族は他人といっしょなのでしょうね。
いつもご先祖さまがついていてくれる
何もかもが上手くいかなくなり、なぜ生まれてきたのだろう?
私がこの先の命をつなげることができなかったのだから、もう必要はないだろう。
終わりで良いのではないか?と思うようになった時、ずっとずっと仏壇に拝み続けている祖母を思い出しました。
そして、私は「先祖に守られている」ということを思い出しました。
緊張している時、迷った時、絶望感に打ちひしがれている時など、なぜか分からないけれど、大きな力が与えられている気がしていました。
それは、ずっとご先祖さまの後押しだと思っていました。
だから、困った時はご先祖さまにお願いします。
すると、なぜか「もう大丈夫」と思えて安心するのです。
安心したからなのか、ご先祖様の後押しなのか、不思議なことに現状を切り抜けられて、進めるようになります。
気持ちの問題と言えばそれまでのような気がしますが、きっと、ご先祖さまが「大丈夫、大丈夫。私たちがついているよ」って導いてくださっているのです。
先祖への感謝の前に大切な事
いくら先祖への感謝があふれていて、「ご先祖さま、毎日ありがとうございます」などと感謝したとしても、その心に、「自分はダメだ」「こんな自分をどうにかしてください」など、自己否定の気持ちがあってはいけません。
だって、あなたのご先祖さまが愛してくれているあなたなのに、そのあなた自身を自分で否定していては、ご先祖さまもガッカリしますよね?
もしあなたに大好きな芸能人がいたとして、あなたが応援しているのに、当の本人が「自分なんて…」と言い続けて自己卑下ばかりしていたとしたら、そんな人を応援し続けようって思いますか?
たとえ上手くいかなかったとしても、自分の信じることに進み続け努力している姿を見て、ますます好きになり、どんな応援でもしよう!って思えるのではないでしょうか。
ご先祖さまも同じです。
いろんな方法で、自分たちが見守っていることを伝えようとしてくれているのに、受け取る心や環境が整っていないと、今はまだ準備ができていないと判断して伝えてもらえないことがあります。
また、せっかく伝えてくれているのに、聞き逃し見逃してしまうかも知れません。
あなたは、あなたのずっとずっと前に生きていた人たちから命を繋いでもらい生きています。
それだけの愛が埋め込まれています。
そんな素晴らしいあなたを好きになってください。
そのあなたを送り出してくれたご先祖さまに心からの感謝をしていると、運が上がり、あなたなりの幸せを引き寄せることができますよ。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
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