あなたはお部屋のお片付けは好きですか?
不要になったものに囲まれているという無駄遣い
ミニマリストという言葉が当然のように使われるようになってどれだけ経つのか分かりませんが、私からすると、「何もなくて暮らせるの?」と思うような必要最小限の物で暮らしている人たちがたくさんいらっしゃいます。
私も「ミニマリストになるぞ!」と勢い込んで片付けやモノの処分をしたことがありましたが、なかなか難しいですね。
若い頃は、物を捨てるなんて考えられないことでした。
手に入れたものは、何でもかんでも持ったままでいる。
洋服も、ず~っと着続けるために大切にしていました。
(高校の時に履いていたスカートを30歳になっても履いていたという…)
だから、部屋は物であふれてくるし、それらを整理し、また使いたい時に、「どこにあったっけ?」と探す手間暇も大変でした。
ひとり暮らしをしてからも、物を全て保管するために、大きな部屋を借り続けていました。
時には、レンタルボックスを借りようかとさえ思った時期もありました。
不要なものに取り囲まれて生活し、更に足りないからと大きな部屋を借りる。
荷物のために余計な労力をかけて、そして無駄な出費をしようとしていたのです。
考えたらバカバカしいですよね?
片づけは自分の価値観に沿って生活していくための第一歩
物が大事に捨てられない、物にあふれているということは、自分にとって何が大切なのか?ってことが分かっていない状態と同じです。
それは、自分に本当に必要であるものの他に、今の流行りだからとか、誰かが良いと言ったからなど、誰かが大切であるということを、自分も大切だと思い込んでいる状態とも言えます。
とすると、片づけをするということは、自分が本来大切にしていること・価値観を明確にし、それに基づいて生活していくための第一歩です。
片づけをする時、まず、何をしますか?
私は、部屋に何があるのか、それは今使っているのか?これから使うのか?を考えます。
その時には、私が何を大切にしているのかが見えてきます。
以前は大切にしていて、それを基に何かしたい!と思っていたとしても、今は違う方向に考えて向いているな?って、気が付きます。
分かりやすいのが書籍です。
タンスの奥底に眠っていて、存在すら忘れていたという書籍があったとします。
それは、以前は大切だったけれど、今は違う方に意識が向いているって証拠ですね。
例えば、キャリアカウンセラーの資格を取って、若者の就労を応援するぞ!と考えていたとしたら、キャリアカウンセラー関連の書籍を買い込んでいるでしょう。
でも、それがタンスの奥底にあり、今の手元には健康に関する本があるぞ?と見えたら、キャリアカウンセラーの学びの延長で、心身ともに健康でなければいけないと考え、健康になること、体調管理について伝えていきたいと変わっていたのだと氣づくキッカケとなります。
とすると、一旦、キャリアカウンセラーの書籍を手放し、健康についての学びに集中する。その後、ヨガのインストラクターになって心身ともに整った生活を送る応援をするということを実現する!というのが理想の生き方になっているのかも知れません。
そんな感じで、片づけをすることで、不要なものを手放し、本当に必要なものだけを残し、なりたい自分を取り戻せます。
自分の価値観に沿った生活を送ることができるようになるのです。
物があふれているのは頭も心もパンパン状態
また、自分の部屋の様子は自分の思考の表れとも言われます。
散らかっていても、そこに自分なりの秩序があれば問題ないのですが、何でもかんでも「とりあえず」置いておいて散らかってしまった部屋は、心の中も「とりあえず」でいっぱいで、乱れているのかも知れません。
片づけをして部屋を整えることで、心も落ち着いてきます。
それにより、集中力や創造力もUPできます。
頭の中もいろんなことがパンパンで、例え、とっても素晴らしい情報などをインプットしたとしても、すぐに忘れてしまう。また、今日すべきことを決めたりしてもなかなか進まない。
そんな時、インプットしすぎて頭がパンパンになっている。予定がぎっしり過ぎるなど、あれもこれもと欲張っている状態かも知れません。
頭の中も不要な物を捨てて行かないと、進めないってことがあります。
一度、全てを手放した時に、本当に自分に必要なものが見えてくるってことがあります。
たくさんの物に囲まれているよりも、たったひとつの質の良いものがあるほうが、心が満たされることがあります。
部屋も頭の中も定期的に必要ではないものを見直し手放していき身軽でいましょう。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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