あなたは今、現実の世界で生きていますか。
その現実の世界には快楽と苦しみのどちらが大きいですか?
快楽も苦しみも受け止めていますか?
現実を生きていると幻想を生きてしまう危険性があります
あなたには、こんな人生を歩んでいきたい。こんな人間になりたいなど、たくさんの理想があると思います。
私もたくさんありました。
でも、それが大きくなりすぎると、「立派は人間であるべきだ」「このように、しなければいけない」など、理想が先にたち、その理想に近づくために自分自身をしばりつけ動けない状態になってしまいます。
そんな状態が続くうちに、理想に近づいていない自分を顧みて、なんてダメな人間なのだろうと自分で自分の評価を下げ、自分自身と自分の人生を否定してしまいます。
そのうちに「しなければならない」で、自分ががんじがらめで、息ができないほどの苦しさになり、その苦しさから現実を受け止められなくなります。
そして、苦しさから逃げるために、自分の理想の状態を頭の中で作り上げて、いかにも現実になったかのような思いになります。
それがいつしか、現実と認識して生きていってしまうことになりかねません。
もはや、現実を生きているようで眠っている状態、理想の自分という幻想の中で生きていることになります。
やっかいなことに、幻想の中でも苦しみはあります。
だから、幻想と現実の区別がつきにくいので、幻想を生きていることが分からなく、幻想の中の苦しみに悩み続けてしまうのです。
現実を生きるために苦しむのならまだしも、幻想の中の苦しみに悩み苦しみ続けるって勿体ないですよね。
夢の中にだけ生きて
『夢の中にだけ生きて』
私が愛してやまないX Japanのツアーのサブタイトルで、Say anythingという曲の歌詞にある言葉(?)です。
私がこのフレーズを聞いた時に、心に妙なしっくり感がありました。
それは、私自身が夢の中で生きていたからだと思います。
夢の中で生きていると自分に酔って心地よいかも知れません。
でも、人は夢という幻想の中で生きることはできません。
思い切ってそこから現実に戻り、しっかりと自分を見つめて生きていかないといけません。
そのためには、自分で自分を、また、他人を判定せずに、事実は事実として受け止めて体験して、その時々に最良だと思う選択を重ねていくしかないのです。
最高価値を明確にして現実を生きていきましょう
私もまだ、現実と夢の境目に生きている気がすることがあります。
何が現実の目標で、何が幻想なのか分からなくなることがあります。
そんな時には、紙に書きだします。
達成可能な目標は現実。
どうやっても達成できないような目標は幻想。
そうやって区分けすれば、分かりやすいです。
そして、何よりも、自分の最高価値と目標や目的があっているかどうかです。
目標を夢に見る。でも、どうやって?と分からなくても、それが自分の最高価値と合っていれば、挑戦しない理由はありません。
現実を生きるのは楽しいことばかりではありません。
でも、幻想に生き続けることはできません。どこかでツケがきます。
あなたも、最高価値を明確にしながら、苦しくても現実を生きていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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