やる気を待っていてはいつまで経っても動けないので、まず踏み出す

やる気がないとかあるとか言いますが、やる気って何でしょう?
どこから起こってくるのでしょう?

私もそうですが、多くの人は、やる気が湧いてきてから行動を始めます。
でも、やる気を待つのではなく、行動することがやる気を引き出す要因となります。

やる気がなくなり、引きこもり生活に陥った体験から得たこと

かつて、私はさまざまなストレスなどからやる気を失い、家からほとんど出なくなってしまった時期がありました。

最初はほんの数日でしたが、そのうちに外出すること自体が大きなハードルになり、引きこもる期間がどんどん長くなっていきました。

その状態では、他人と接することはもちろん、外に出ることが億劫。
と言うよりも、外に出るのが怖いので、全く気力がわきませんでした。

そのうちに、自分の生活がどんどん狭くて孤独なものになっていくのを感じながらも、「やる気がないから仕方ない」と何も行動に移せませんでした。

やる気がなくて、どこにも行きたくない。
だから、やる気が起きるのを待つ。
やる気を起こすキッカケはなにか?どこに行けばキッカケが見つかるのか?
ひたすらキッカケを探しました。

どうすれば良かったのか?どうすれば良いのか?
このような状況において、どうすれば良かったのかを振り返ると、

「まずは小さな行動を起こす」ことが先でした。

やる気が出るのを待つのではなく、まず行動すること。
それが、やる気を起こす原動力だったのです。

例えば、近所を歩くだけの散歩や、買い物はネットではなく実店舗に買い物に行くなど、小さなことから始めることが必要でした。

たとえ小さな行動でも、それが引きこもっていた自分にとっての大きな「成功体験」となって、もっと大きな行動を取るためのやる気を生み出します。

小さな成功が次の成功にたどり着きたいとする意識に変わっていくのです。
成功の連鎖」ですね。

また、出来なかったとしても自分を責めすぎない。

靴を出しただけでも、「今日はこれだけできた」という前向きな評価を自分にすることも大切です。

最初っから完璧でなければならないと考えではなく、少しでも何かできたことを自分で認めるのです。

さらに、夜遅くまで起きていて、朝は頭が痛いので昼間に眠る。
そんな生活を改めて、眠れなくても決まった時間に眠る。

朝は、日の出とともに、と言うよりも日の出よりも早く起き、軽い運動をする。

どこにも行かないのだから、昼間に眠れば良いという考えは捨てて、昼間に行動するなど、太陽とともに規則正しい生活リズムを意識しました。

それでも、なかなかやる気は起きませんでしたが、規則正しい生活を続けられることに感謝するようになり、少しずつ、昼間に外に出てみようかな?という気持ちが起きました。

そうは言っても病気などによって出来ない場合もあります

うつ病や他の脳の病気により、やる気が完全に失われ、「小さな行動」さえも難しい場合は、前述のような方法だけでは解決が難しいことがあります。

このような場合には、次のような対策も必要になります。

1. 専門家の支援を受ける

医師や心理カウンセラーといった専門家の支援を受けることです。

うつ病などの精神的な疾患は、本人のやる気や努力だけでは対処や改善が難しい場合が多く、その時々に適切な治療が必要です。

私は薬物療法というのは好きではありませんが、薬の力を頼ることも必要な場合があります。

また、カウンセリングや認知行動療法(CBT)などの治療法があります。

2. 周囲に助けを求める

周りの人に助けを求めることも大切です。

自分では難しくても、誰かの助けで動くことができるキッカケになることがあります。

私は、このまま一人で頑張っていても絶対に無理!
誰か人の手を借りなければいけないと思い、行政を頼りました。

これが良かったのか悪かったのか微妙なところですが、外にでるキッカケのひとつとなりました。

3. 環境を整える

目が覚めたらカーテンやブラインド、窓も開けて自然な光を部屋に取り入れるだけで気分が変わってきます。

簡単に手の届く場所に必要な物を置く、少しずつでも自分の居心地の良い空間を整えることで行動しやすくなるってことがあります。

掃除が大切ですね。
ゴミを捨てる、掃除機をかけるも大切ですが、私の場合は、拭き掃除が嫌いでした。

でも、あえて、その嫌いな拭き掃除をすることで自信にもつながりました。

4. 小さな習慣をつくる

行動と言う言葉が重く感じるときは、行動するという目標をさらに小さく、現実的に設定することも有効です。

例えば、「トイレに起き上がったついでに、カーテンを少し開ける」といった感じです。

それが達成できると、次の目標をもつこと自体が成功体験となります。

やる気が出るのを待つのではなく、行動してやる気を起こしていくのが先決

やる気がでるのを待って、いつまでも行動できないのは、時間がもったいないです。

「やる気」が先ではなく、小さな行動から始めることで、やる気が生まれて、自己改善や成長の鍵となります。

私自身の経験からも、やる気が出ないと感じる時ほど、時には専門家の意見を聞きながら、まずは小さな一歩を踏み出すことが重要だと実感しています。

そして、それは、誰かが「これがいい!」ということに従うだけでなく、自分が本当に大切にしていることに従って行動していきましょう。

 

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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