「質問のある人は手を挙げてください」と言われたとき、あなたは積極的に手を挙げるタイプですか?
私は、いつも何を質問していいのか分からず、黙っていました。
でも、学校を卒業した後の学びでは、質問しないのはもったいないと感じて、何か考えて質問するようにしていたのですが、何だかいつもトンチンカンのように感じて情けなくなっていました。
それからは、質問は難しく感じただけでなく、間違った質問をしていたらしいです。
その質問の仕方は間違って伝わっているかも知れません
人は質問の連続で生きています。
「今日は来客があるから、どの服を着ていくのが良いのだろうか?」「どの信号を渡ろうかな?」「会議は何時からだったかな?」「どの電車に乗れば早く着くのかな?」など、質問の連続で行動しています。
自分への質問を繰り返して、自分自身の行動を決定しているのです。
質問がなければ、適当な電車に乗って、目的地に着くのが遅れるかも知れないし、ドレスコードを守らない服で来客に不快な思いをさせるかも知れません。
あなたは、自分にどんな質問をしているでしょうか?
私はある時、「あなたが、今、成功していないとすれば、真剣に自分に問いかけて考え行動する必要がある」と言われたことがあります。
なるほど…と、妙に納得して、自分に問いかけることにしました。
でも、大間違いの問いかけをしてしまいました。
私は、とっても運が良くて、恵まれています。
でも、経済面だけ充実しなくて同じ間違いを繰り返しています。
必ず成功する!と思って始めたことも、すぐに飽きて諦めてしまうことが多かったので、それを考えなければいけないと思い、自分に行った質問は、
「なぜ私は、いつも同じ失敗を繰り返してしまうのだろう?」
「どうして富の構築ができないのだろう?
「どうして仕事をするのが嫌になってしまうのだろう」
など、上手くいかない理由を問いかけていました。
上手くいかない理由を問いかけるという事は、当然ですが、上手くいかないことが前提です。
なので、潜在意識では、上手くいかないこと(ダメなこと)が更にインプットされることになるのです。
ダメな理由が明確になることにより、自分の価値も下げてしまいます。
自分で自分のダメなことを強く認め、自己価値も下げていたのです。
ダメな自分を認めることになって、行動もできなくなっていたのです。
質問の仕方によっては人間関係も変わります
自分への質問だけでなく、他人への質問の仕方によっても、その相手の心や行動に大きく影響することがあります。
あなたも、誰かからの質問によって、大きな気付きを得て行動が変わったってことはありませんか?
私は、受けた質問によって、自分が世間から外れている人間なんだと思うことがあれば、私って凄いのかも?と思い、浮かれて自分でも思ってもみなかった行動を取ってしまったことがあります。
口先だけの「ただ言ってみた」というような質問は、何だかバカにされている気がして、付き合いを控えたこともあります。
『何で〇〇しないの?』って質問、自分の価値観を押し付けていることになりがちです。
質問の仕方によって、人間関係にも大きな影響を与えてしまうのです。
質の良い質問を繰り返せば行動が変わって人生も変わる
質問の仕方を変えれば、良好な人間関係を保てて、信頼関係が深まるかも知れません。
また、自分の行動も変わってきて、それによって、人生も変えることができます。
他人への質問には、それによって相手が笑顔になり、新たな発見ができるように思いやりがある内容に。
自分への質問は、ダメな理由ではなく、「そのことを達成するためには、どんな方法があるのだろうか?」と言うような内容に。
質の良い質問を考えて繰り返して、行動を変えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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