あなたはお金が好きですか?
私は、お金に何の感情も抱いていないと思っていましたが、実は負の感情を抱いていたことに気がつきました。
そんな感情を抱いていては、お金がわたしに近寄ってこないのは当然です。
お金に対する感情について考えてみます。
当然あるものと思っていたお金が無くなる恐怖
お金って何でしょうかね?
私は、いつもソバにあって当たり前のものだと思っていました。
無くなるってことが信じられなかったと言うか、分からなかったのです。
空気と同じように思っていました。
好きでも嫌いでもなく「あるもの」でした。
わたしが若い頃勤めていた会社の経営状態が良くなかったことがあります。
古くからの会社のせいなのか、お給料は手渡し。
お給料袋にお金をいれるのは私の仕事でした。
ある月のお給料の前日、銀行口座にはお金がありませんでした。
当然、その月のお給料はなしです。
一日遅れて、本社から事務員のお給料分のみ振込があり、私はお給料をいただくことができました。
でも、営業の人たちはお給料なしでした。
それが2か月続き、ついに、事務員のお給料分も振り込まれてこなくなり、私は3か月間、無給で働いていました。
4か月目にようやく、今のハローワークと呼ばれている職業安定所に行き、お給料がもらえないので転職した方が良いのではないかと思うと相談すると、お給料の支給がない月が2か月続くと、それは、倒産したとみなされるとのことでした。
でも、どこにも証拠がないので証明は難しかったです。
お給料がもらえない期間。
どうやって生活していくことができたのか覚えていません。
でも、生活の危機感は全くありませんでした。
お金がなくて生きていけない状態って考えられなかったのです。
多分、その頃は実家にいて、住む家の心配はないし、ご飯も当然のように用意されていたからだと思います。
その後、知人の多額の借金を肩代わりしたり、何の計画もせずに引っ越しや転職を繰り返しているうちに、ジリジリと貧困が迫ってきて、ついに、1円の余裕もないという事態に陥りました。
いつも「あるもの」が、無くなったまま入ってこなくなったのです。
そうなると負の連鎖です。
必死に働いても働いてもお金はあっという間に出ていきます。
なのに、借金が増えていくのです。
当然です。
クレジットカード決済をしていたのですから。
私の頭の中が「お金がない」でいっぱいになって、不安しか考えられない日々を送っていました。
お金がないのがデフォルトのところからは、余計にお金が離れて行ったのです。
それを戻そうと思っても「不安」が心を占めていて、常にお金が「無い」という思考で埋められているので、全く戻りませんでした。
お金って、使い方・捉え方によっては凶器にもなるのだと知りました。
お金と会話し仲直りする
では、そこから、どうやって抜け出したのか?
私の場合、まず、「誰かに助けてほしい」という思いがあったので、それを手放しました。
そして、自分で何とかする方法を考えると決意し、「いま」を生きることに精一杯力を尽くしました。
すると、日々、何か食べることができて、屋根と壁のある部屋で過ごせて、お湯のはったお風呂に入ることができる。
それら全てが奇跡で感謝しかなくなるのです。
そんな日常が一日でも長く続くように、その時の自分に出来ることに全力で過ごしました。
そのうちに、お金が「無い」ということを考える時間が減り、次第に「無い」生活ではなく、「こんなにもある」と言う生活を楽しめるようになり、目標と行動計画を立てました。
その目標達成までは何があっても辛抱すると。
辛かったです…。
ちょっと、自分のことを熱く語りすぎてしまいましたが、お金は生活を便利に豊かにしてくれると同時に、お金に対する思いや使い方によって苦しむ原因になります。
当然のように「あるもの」と思っているお金さんと会話してみてください。
って、頭がおかしいのか?キモッって思われそうですね。
でも、私は「会話」しました。
苦しかったので、もう二度とあんな思いはしたくないと思っていたのに、なかなかお金さんに好かれなかったので、腹を割って話をしようと思い、話しかけたのです。
お給料日に、振り込まれたすべての紙幣を引き出して、それを万札、五千円札、2千円札、千円札…に分けて、それぞれ「今月も私のところに来てくれてありがとう」と1枚1枚、綺麗に拭きました。
そして、並べて乾かしてお財布に入れ、支払いがあれば、「誰かを幸せにしてあげて、そして、また私のところに戻ってきてね」と祈りながら旅立たせました。
それでどうなったのか?と明確には分かりません。
でも、お金との距離が縮まった気がします。
私に根付いていたお金を軽んじる感情。
それを手放して仲良くして、それから苦しむのではなく、信じて自分ができることを心尽くして取り組む。
感謝して一日一日を大切に。
そのうちに、潜在意識がそのように働いてくれて自分のすべきことが見つかり、収入にも繋がってきます。
と言うか、それで収入を得るための情報を自然と探して見つけられ、実行している自分に気がつくはずです。
お金と仲良くして過ごしていきましょう。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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