よく「かなった体で過ごす」という言葉を聞きますね。
「なりたいな」と思い続けて、その状態で過ごし続けると、「なりたいな、なりたいな」と思い描くだけで一生を終えてしまう可能性があります。
本当に「なりたい」状態を達成した自分でいたいですか?
なりたいと思い続けて、その目標に向かっているつもりでも、なりたいなと思っている状態は、夢や目標がずっと遠くにあることになります。
そして、それを追い続ける人生になってしまうのです。
しかし、「なる」と決めた瞬間から、現実は変わり始めます。
その時点で、どうすればそれを達成できるのかを具体的に考え、行動に移すことが可能になります。
もしかしたら、まぐれで叶うことがあるかもしれないかも知れませんが、そのまぐれの奥には、目標に向けての行動を取っているはずです。
「なる」という決意は現実を動かす力を持っています。
私自身、メンターとの対話の中でハッと気づかされたことがあります。
メンターは、私の状態を瞬間的に見て抜いてこう言いました。
「ファンタジーで生きている。だから、いつまでもファンタジーから抜け出せない」
それを指摘された時、言葉を失いました。
「そんなはずはない。心底望んでいて行動もしている」と言いたい反面、「そうかも?」って思いが強くありました。
だからなのか、メンターは続けてこう言いました。
「自分でその状態を「良し」としているんなら、それでいいのです」と。
それで考えさせられたんです。
「なりたい」状態を達成した自分でいたいのか。
「なりたいな。なりたいな」っていう状態でずっといたいのか。
その答えはとても簡単ですよね。
「かなった体」とはどんな状態なのでしょうか
最近、ある方から「『かなかった体で過ごす』という意味が全く分からない」と言われたことがありました。
その時、私もどう説明したらいいのかわからず戸惑いました。
「願望が叶ったと信じている心の状態」と説明してみましたが、相手には伝わりませんでした。
私自身も、そうなの?そんな状態なの?と半信半疑だから伝わらないんですよね。
「じゃあ、分からないなら仕方ないね」とその話は終わってしまいました。
大切なのは、今の自分の状態を見つめ、心を「ここ」に置いておくことです。
そして、「もしこうだったらどうだろう?」と、自分の心に問いかけてみます。
そのうちに、徐々に見えてくるものがあります。
「自分はそれになる」と決意して決めてしまう。
その前提で過ごせば思考も行動も自然と変化していきます。
だって、その状態でいる自分しかないのだから、そこに向けての行動しかないのです。
今日も「なりたい自分」ではなく、「なる自分」を意識して一歩を踏み出していきましょう。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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