価値観とは?価値観を知ると生きるのが楽しくなります

私は、やる気がなくて引きこもりになっていました。

やる気を出したいと思い、キッカケを探し、それは誰かが持っているものだと思っていました。

そして、ある時「やる気を出すか出さないかは本人の問題なので、私たちは何もできない」と言われ、言った人に腹を立てて、余計に落ち込んでしまいました。

何てひどいことを言うんだ!と憤っていたのですが、今は、この言葉は真実で、その人の立場等から言える心ある最高の言葉だったのだと感じています。

本当のやる気は自分の中にしかなかったのです。

やる気の鍵は価値観だった?

価値観とは、あなたが生きる上で最も優先していることです。

最も大切にしていて好きなこと。

そして、あなたが何か決める時や行動するときの判断の基準になります。

それは、「人に親切にしなければいけない」とか「〇〇さんに言われたから」など、価値観はこうあるべきというものとは違って、「これをする」「やりたい」と思う事です。

「愛」「誠実」「信頼」などは、社会的に大切にされていることですが、あなたの真の価値観とはちょっと違っています。

真の価値観は、あなたが個人的に重要に思っていることで、指紋や声紋のように、あなた独特のもので唯一無二のものです。

そして、価値観はひとつではなく複数あって、その中でも優先順位があります。

日々の行動は、この価値観の優先順位で決められているので、価値観があなたの人生を決定しているもとになります。

 

例えば、私は会社の飲み会などが嫌いです。夜ごはんはほとんど食べないので、行っても食べないのでつまらないって思いがあるのですが、それよりも、一刻も早く家に帰ってのんびりしたいからです。

でも、これが、愛してやまないX JapanのライブやYoshikiさんのディナーショーということになれば、ご飯を食べないとか家に居たいとか、そんな理由は吹っ飛んで、一刻も早く会場に行きたくて身体が先にライブ会場に向かっています。

そして、たとえ開演が何時間遅れて家に帰れないとしても、待つことは苦痛になりません。

こんなふうに、価値観は最も重要としていることに向かわすエネルギーとなるのです。

でも、X Japanが大好きだとしても、それ以上に、家に居ることに価値を置いていたとしたら、ライブに行かなくてもいいか!ってことになってしまいます。

やる気がでないとか、思うように自分の能力が発揮できないと感じているのなら、それは価値観に合わないことをしている可能性があります。

 

引きこもりだった時の私は、とにかく疲れていて、自分の部屋を綺麗にして、そこで落ち着いて心と身体を取り戻したいというのが最上位の価値観でした。

それでも、働かなければいけないというのは頭で分かっています。
働かなくて生きていける資金は持ち合わせていませんでしたから。
でも、心と身体が動かないのです。外で働くって勇気がでないんです。

でも、「生活のために働かなければいけない」「みんな、嫌だけれど働いている」という世間の認識から「何で私だけ出来ないんだろう?私はダメな人間なんだ」「もう生きている価値はない」という思考がどんどん自分を追い詰めて、そこから逃げるために自分で外に出なくていい理由を作っていたのです。

欠乏感とは?

では、この価値観に影響を与えるものは何か?というと、欠乏感です。

欠乏感とは、あなたが生きていて足りないって感じているもののことで、「満たされないと感じていること = 満たしたい」という思いになり、そのことが最も重要と感じていることになります。

それが、価値観のもととなります。

自分の人生に足りないと思っているものが満たされないと、お腹から満足できないと思いませんか?

いつも空虚感に包まれているというか、なんかスッキリしない。
だから、その部分を満たそうとしています。

 

例えば、私は英語が話せなくて、しょっちゅう残念な思いをしています。

だから、少しでも英語が分かるようになりたいって思い、少しでも学ぼうとしています(習得しているかどうかは関係なく…汗)。

これって、欠乏感を満たしたいという思いが、学んで自分を向上させたいという原動力になっていますよね。

そして、英語を学ぶということに価値を置くようになって、英語が話せるようになりたいという価値観ができてきます。

このように、欠乏感が価値観に大きく影響することが多いのです。

最高価値に沿って生きるとストレスも受け入れられる

こちらの記事でお話しているのですが、私がなぜやる気がないのか気が付いて外に出られるようになったのは、「やる気がでないのは自分の最高価値と合ってないことをしているから」と知ったからです。

最高価値に合っていないまま行動しようとするので、恐れや不安、異常な疲れが出てストレスとなっていました。

ストレスにも、栄養不足や疲労など外的要因と、不安や怒り、緊張などの内的要因があります。

ストレスは、変化できる環境に対応できないときに起こります。

そして、良いストレスと悪いストレスがあります。

「頑張らなければいけない」「やらなければいけない」と無理やり自分を奮い立たせる時に、心と身体に過度なストレスとなり、病気につながります。これは悪いストレスですね。

でも、「これをやりたい」と行動するときにもストレスはかかります。でも、そのストレスは、自分を高めるエネルギーとなり、チャレンジする力をうみストレスをストレスと感じなくなります。

良いストレスと言えますね。

最高価値に沿って生きる時には「これをやりたい」と思って行動します。

その時には、偏った認識などなくバランスがとれた状態となって進めるので、過度なストレスもなくなります。

更に、ストレスにも適応していくようになるのです。

なので、ストレスになるということは、それは「最高価値が間違っていますよ」と、あなたの心からの回答なのです。

もう、最高価値バンザイ!と叫びたいです。
 

最後までお読みくださいましてありがとうございます。


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