やりたくないことをやらないでいて上手くいかなかった人は、嫌いなことをしてみてください。
って言っても、そんなこと、すっごく嫌ですよね。
私も嫌すぎて心が病んで、大変な状態になったことがあります。
でも、やっぱり、嫌なことをしなければいけない時があります。
違う行動をとらないと繰り返しだけです
今まで、ワクワクして生きてきて、それでうまくいっているのであれば、それはあなたの好きなことと行動してきたことが一致して上手く表れてきて素晴らしいことです。
でも、何年も同じことを繰り返して、自分が思う成功に達していない人が、ワクワクすることだからきっと上手くいくと思っていたとしたら、それは大きな勘違いです。
だって、上手くいかないことをし続けていて上手くいかないんだから、他の方法を考えてみる必要がありますよね。
そのためには今までの行動を改善してみる。
という事は、好きなことだけじゃなく、嫌いだと避けていたこともやってみる必要があるんです。
あなたの目的自体はワクワクして、これが天命だ!と思っても、そこまでの道筋が間違っているのかも知れません。
とっても人気のある俳優さんが、「何度もオーディションに落ちて、オーディションが嫌いになって、何度も諦めようと思っていた」と話しているのを聞いたことがあります。
この俳優さんが世に出てきたのは、その嫌いなオーディションを何度も受けてきたからです。
ここで、ワクワクしないからって、オーディションを受けるのを諦めたとしたら、そこで俳優にはなれなかったと思います。
俳優になってからも、すぐに主役というのではなく、泥水に顔を埋めなければいけない仕事や、一言もセリフのない仕事など、心では「あ~、嫌だな」って思ったことはあったと思います。
でも、その嫌なことを乗り越えての成功です。
ちょっと極端な例だったかも知れませんが、「嫌いだからやらない」って、そこで諦めたら何にもなりません。
その目的が天命だったのだとしたら、嫌なことも受け入れてやってみる必要があります。
自分の嫌なこと、誰かが嫌がることもやってみる。
そのうちに、誰かの目にとまって、そこから目的に向かっての道が見つかるかも知れません。
我慢しなくてもいいけれど、我慢が必要
我慢し続けて病気になってしまうことがあります。
と言って、全く我慢しないで勝手気ままにいて、なかなか思うように進まない時には、そこで我慢が必要です。
病気になる前に引くことが大切なので、そのあたりの線引きが難しいですよね。
我慢と我慢と思わないためには、この行動を続けていて自分の価値観を満たすのか?
価値観に沿った行動になっているのか?
日々、自分の目的と計画を見直しながら、その時々の行動を明確にして、詳細に決める。
そしてイメージする。
そうやっていると、我慢ではなく、目的達成のための道筋のひとつになります。
嫌いなことを価値観と一致させてみる
嫌いだと思う事も、自分の価値観に合っていれば、それは嫌なことではなくなります。
私はパンの匂いが嫌いでした。
だから、焼きたてのパンのあるところには絶対に行きたくないって思っていました。
でも、ある時、どうしても焼きたてのパンを箱に詰める仕事をしなければいけなくなりました。
嫌で嫌で、どうやって断ろうかとばかり考えていたのですが、周りを見回しても、その仕事に手が回るのは私しかいませんでした。
そして、それをしなければ、私の次の仕事に進めません。
次の仕事に進めないという事は、今の仕事が無くなるってことに繋がることに気が付いたのです。
その仕事は失いたくなかったので、焼きたてパンのある場所に向かいました。
そして、箱詰めの仕事をしているうちに、どうしたら綺麗に詰められるか。
どうしたら美味しそうに見えるのか。同じ味のパンを入れないで分けるにはどうすれば良いのか?
など考えながら作業していると、自分の手先次第で、受け取る人の喜びが変わると思うと、とっても楽しくなってきました。
それ以来、相変わらずパンの匂いは苦手ですが、パンを詰める作業は嫌いではなくなり、そして、そのことで、その時の仕事にもいい影響を与えられることができました。
その時の私は、行っている仕事を続けるってことに価値を置いていました。
だから、嫌だと思う事も、その価値観にどう役に立つかって考えたら、嫌いではなく楽しくなりました。
嫌なことも、あなたの価値観に役立つことが分れば、嫌なことも好きになれます。
ディマティーニ博士は言います。
偉大なリーダーは、大きな困難を受け入れ、またあえてそれを自らもとめるものだ。
嫌いなことをするというのは困難なことです。
でも、それを超えた時に真の充足感が得られます。
※よろしかったら、こちらの記事もご参考になさってください。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
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