今までとは違った自分になりたい。
だから、自分を変えよう変えようと思って、思いついたことを実践しようとしても、なかなか変わらないという経験はありませんか?
それどころか、失敗が続いて自己嫌悪に陥って、ますます悪くなるといったことも時にはおこるのではないでしょうか?
では、変えられないのか?とガッカリすることはありません。
自分を変えようと意識ではなく、新しい行動をして、自分を高めていくことで、自然に変わっていくのです。
違うことを始めると、危険と感じて守ろうとする機能が働きます
私たちの体内は、いつもと違う何か異変が起きた時には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という機能が働きます。
例えば、体温が36度~37度の人が多いと思いますが、その体温が38度になった時など、いつもの体温に戻そうとします。
その機能がホメオスタシスです。
体内の機能と同じようにマインドにもホメオスタシスが働きます。
人は自分の中の通常から離れることを無意識に制御してしまいます。
自分の中の「通常」は居心地の良い場所で、その部分を「コンフォートゾーン」と言います。
誰でもその中にいるのが心地よいのです。
なので、今の自分を変えたいと考えて行動していても、自分でも氣がつかない間に、コンフォートゾーンの中にいようとする行動をとってしまいます。
自分のコンフォートゾーンから外れると、何だかモヤモヤザワザワして、コンフォートゾーンの中に戻ろうとします。
ならば、コンフォートゾーンを高いところに設定すれば良いのです。
目標や目的があるのであれば、そのすぐそばに設定するのです。
そうすると、コンフォートゾーンの幅が広がります。
コンフォートゾーンを広げる方法とは?
では、具体的にコンフォートゾーンを広げる方法について考えてみます。
新しいものや経験を選ぶ
新しい場所に行ったり、新しい行動を試したりすることで、今までと違った経験ができます。
これにより、知識やスキルが増えていき、今までとは違う場所に行くこともあります。
すると、そこから新しい出逢いが生まれる可能性があります。
新しい出逢いがあることで、更に新しい知識やスキルが増えていきます。
目標設定する
すぐ手の届くような目標ではなく、自分にとって挑戦的な目標を設定します。
これにより、自己成長をしようとする動機が生まれ、意欲がわきます。
目標は、生活に必要な仕事などはもちろん、趣味などの遊びの延長なども含めます。
リスクを背負う覚悟する
失敗するかも?何かを失うかも?などの恐れを乗り越え、たとえリスクを負ったとしても、そこから新しいことを得ることができます。
失敗は成長のチャンスでもあります。
失敗から学び、改善することで、コンフォートゾーンが広がります。
常に学び続ける
本を読んだり、オンラインコースを受講したり、今まで興味がなかった分野について学び続けていきましょう。
新しい知識やスキルを習得することは、コンフォートゾーンを広げるために重要です。
新しい人々と交流する
同じ交友関係を続けていては、今までと同じところにいるままです。
違った環境や視点を持った人たちと交流することで、今までの自分の視点を広げることに役立ちます。
友人や同僚との交流は、今まで思いつかなかったような新しいアイデアや視点に気付くことができます。
忍耐力をつける
新しいことに取り組むときは、今までとは勝手が違って苦痛が伴うことがあります。
そのため、それに耐える忍耐力が必要です。
最初は不安が多く不安定な感覚が多いです。
でも、続けていくことで徐々に慣れていきます。
自己認識をする
自分の強みや弱みを認識し、自分自身をよく理解しないと、どこがコンフォートゾーンなのか分かりません。
自分を理解することがコンフォートゾーンを広げる基盤になります。
コンフォートゾーンを広げることで、より豊かな人生が期待できる
コンフォートゾーンを広げることは、自分を変えていくための重要な一歩です。
新たな経験や成長の機会を得て、より豊かな人生が築けるのです。
高い位置に目標を設定したばかりに、困難が多く、そこに到達する苦痛に耐えなければいけないことがあります。
でも、新しいことに向き合うことで、今までの自分、そして新しい自分自身を発見し、成長することができます。
だから、そのコンフォートゾーンから出ることで、新たなスキルや知識を獲得して、より豊かな人生を歩めるのです。
そしてまた、成功や失敗に関係なく、それらの過程で多くを学び、成長していけるのです。
そうやって、気が付いたら、これまでとの自分とは大きく違っています。
無理に変えようとしたのではなく変わっているのです。
自分のホメオスタシスによって、自分の可能性を狭めるのではなく、危険から守りながらも、そこから抜け出して新たな自分を見つけていきましょう。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
こちらの記事もご参考に
⇒危険から守ろうとしている潜在意識を錯覚させて徐々に行動していく
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