あなたは誰かの言葉を素直に聞くことができますか?
頭ごなしに否定し否定されたりすると会話が進まなくなりますよね。
聞く側もはもちろん、話す側も、頭ごなしに反対や否定をすると、さまざまな問題が起こります。
頭ごなしに否定することによる問題点
会話が進まなくなる
特定の物事に関して、頭ごなしに反対や否定することは、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
否定が先にくることで、人との対話などが進まなくなります。
議論をしようにも、否定言葉に反応して感情が先にでてしまいます。
そうなると、相手の話や意見を冷静に聞き入れることができなくなって、何を聞いても言っても、相手の心に届かなくなることに繋がります。
誤った内容が広まる可能性がある
否定することで、正しいと感じたとしても、「そんなはずはない」と拒絶して受け取れなくなる可能性があます。
例えば、科学的に根拠のある情報を知らない人が、自分の価値観に基づいて反対や否定した場合、根拠を知らないで「ダメだ」ということのみで、話の内容が誤って広まってしまうことになります。
挑戦しようという意欲が失われる
いきなり否定されると、新しいことに挑戦しようという意欲が失われる可能性があります。
例えば、自分が体験した時点での技術などの情報で止まっている人が、新しい技術や文化を知らないで、自分の知識や経験内で判断して反対や否定して話をした場合、それを聞いた人は新しい技術や文化はダメなのではないかと思い、受け入れようとしなくなる可能性があります。
社会の進歩を邪魔することにも繋がる
反対されて誤った情報が広まる。また、新しいことへの挑戦意欲が失われる人が増えると、社会の進歩を邪魔することにも繋がります。
例えば、新しい制度などを知らない人が、自分の価値観に基づいて反対して妨げた場合、その制度や政策の導入が遅れてしまう可能性があります。
人の意見に頭ごなしに反対するわけ
このように、特定の物事に関して知らないのに頭ごなしに反対や否定することは、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
なぜ人は知らないことを知りもしないで反対や否定してしまうのでしょう。
その理由として考えられるのが、自分の価値観の絶対性。
自分の知識や経験だけが正義で、それに基づいて判断して、それが行き過ぎると相手を攻撃することになってしまいます。
その裏には、自分の知識や経験で自分は乗り越えてきたんだという自信を失いたくないという氣持ちが隠れていることがあります。
自分の経験を伝えたいという氣持ちの表れが行き過ぎてしまったのかも知れません。
また、自分の価値観や自分の意見を押し通したい氣持ちからの否定もあります。
反対や否定することで、自分の意見を正当化しようとします。
まずは、否定するのではなく知り理解することから始めましょう。
そして、知らないことを認めることで、自分の価値観に基づいて判断するのではなく、相手の価値観を尊重して、その人の言葉を冷静に受け取れることができます。
それにより、会話が弾み、議論などもしやすくなります。
そこから、自分になかった新しい見方ができるようになります。
そうやっていくと、自然と自分の知識や経験がふくらんでいきます。
氣持ちに余裕もできて、反対や否定することが減り、より建設的な対話ができるようになります。
より豊かな人間関係を築いていきましょう
特定の物事に関して知らないのに頭ごなしに反対や否定することは、さまざまな問題を引き起こします。
これを防ぐためには、まずは謙虚な氣持ちでその事を知り、自分の価値観、相手の価値観・意見を尊重して、自分の知識や経験をアップデートすることも大切です。
- 相手の価値観や意見を尊重して、自分の価値観だけで判断しない
- 「知らない」ことを知り、「知らない」と素直に認める
- 自分の知識や経験をアップデートする
これらのことを意識して、頭ごなしに否定せずに、一旦、受け入れると、より豊かな人間関係を築いていくことができるようになります。
一方、あなたのことを思って、あえて厳しい批判や反対をすることもあり得ます。
物事をニュートラルに見極めて、受け止めましょう。
※嫌なこと赦せない感情を愛と感謝の状態にするメソッド
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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