厚生労働省によると、依存症とは
特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。
人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。
このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられないほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」より
と言われています。
依存することに慣れてしまうと、何かに依存しなければ生きていけない依存体質になってしまう危険があります。
依存は承認欲求の表れ
誰でも何かに依存することはあると思います。
私は、ずっと何かに依存して生きてきました。
今もそんな感じに陥ることがあります。
それはなぜでしょう?
私なりに突き詰めて考えていくと、
自分で自分を信用していないから
って考えにたどり着きます。
自分を信用していないから、他人からの後押しが欲しくなるのです。
そのうちに、自分がしたいことよりも、人に認められるにはどうすれば良いのか?って考えになり、それが承認欲求の追求になっていきます。
承認欲求が強い状態では自分軸で考えて行動するよりも、他人軸に左右されて行動してしまいます。
それでは、ますます本来の自分から離れていってしまうことがあります。
そして、自分を取り戻すために、何かに頼り、また依存してしまいます。
スピリチュアル依存の良いところと危険
スピリチュアル依存と聞いたことがありませんか?
最近、よく耳にすることが多くなりました。
スピリチュアルな考えなどに頼って、スピリチュアルなしに生きていけないような状態になることです。
わたしも、これでした。
カウンセリングとセラピーの区別がつかずに、カウンセリングだと思ってセラピーに通い、自分の潜在意識からのメッセージを読むことに夢中になりました。
何のひらめきもない時には、「潜在意識が嫌がっている」とか、勝手な理屈をつけていました。
そのうちに、引き寄せの法則を知り、望めば何でも叶えられると信じて、ただただ、運や奇跡を呼び込むことに夢中で、少しでも叶えられれば、「やっぱり!」と納得していたのです。
行動もしないで、奇跡が引き寄せられるはずがないのに、なぜ、叶うと思ったのか、そのために大金をつぎ込んだのか、いまとなっては理解できません。
自分を変えたいとか、新しい知識を得るために、スピリチュアル系かどうかはともかく、セミナーやカウンセリングに行くのは大賛成です。
自分の知らなかった世界を知り、新しい知識を得ることができます。
でも、そこで自分を見失って、他人の価値観を自分の価値観だと信じてしまうことは危険です。
なれ合いにならず、流されず、いつも初めて参加する気持ちで取り組むことが大切です。
いつも初めて参加する気持ちだと、何も成長していないように感じますが、少しずつ知識がついて、その中から、自分だけの考えや価値観が生まれてきます。
自分の価値を知る
誰かに認められたいと思い、自分の価値観が分からなくなる裏には、自分の価値を認めて欲しい。ありのままの自分を愛して欲しいという気持ちがあります。
誰かに認めてもらわなくても、あなたはあなたで、存在しているだけで価値があるのです。
自分を過小評価しないで、自分の価値観に沿って生きていけば、他人の評価は気にならなくなります。
依存と他人の意見に耳を傾けることは違います。
他の人の意見も取り入れながら、自分軸で生きていきたいですね。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
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