燃え尽き症候群って聞いたことありますか?
夢中になって行っていたことが上手くいかなかった時や、その目的や目標が達成してしまった後などに、脱力感などを覚えて、何もやる気がしないなどの状態になることです。
燃え尽き症候群にならないためにはどうすれば良いのか?
その時の考え方について私なりの乗り越え方を交えてお話したいと思います。
燃え尽き症候群からのうつ病
私が最初に燃え尽き症候群かも?と感じたのは、子供の頃からの目標を、ずいぶん大人になってから目指し、まともに仕事もせずに打ち込んでいたのですが、それが叶わなかった時です。
今年ダメだったら諦めようと決めていたのですが、ダメだった時のリスク管理を何一つしていなかったのです。
諦めたのは良いけれど、それから何をやって生きていけば良いのか分からず、それどころか、大金をかけて打ち込んできたので、あとには支払いだけが残っています。
さっさと切り替えられれば良かったのですが、まだ未練が残り、就職活動にも気合が入りません。
そんなダラダラな日々が続き、ある日、動けなくなりました。
起き上がることができず、寝ても覚めても生活の心配しか頭にありません。
人と会うのが怖くなり、記憶力が低下、カーテンを閉めて、部屋に引きこもるようになりました。
うつ病の発症です。
燃え尽きて気力がなくなり、それでも家族がいるとか、生きるのに困らない状態であれば、また話は違ったのかも知れませんが、私のように、何もなくなったと思いこみ、そんなストレス状態が長く続くと、抑うつ状態、または、うつ病に進行することも少なくありません。
失ったものなど何もない
私のメンターである、ドクター・ジョン・F・ディマティーニ博士は、無くなったものや不足していると思っているものは、実は何も無くなっていないんだと言います。
無くなっているのに無くなっていないって、どういうこと?って感じですよね。
私も聞いた当時は良く分かりませんでした。
失ったと思ったものは、形を変えて常に存在しているというのです。
それに気が付かないだけだと。
例えば、母親を失ったとしても、母親の代わりを果たしてくれている人が必ずそばに居るはずだとのことです。
何を言っているんだ?って思いました。
そんな人いないよ!って。
でも、よ~く考えてみると、確かにいるんです。
その瞬間ではないかもしれないけれど、母親と同じように愛情を注いでくれていた恋人や知人、同僚など。
その人たちの愛情が合わされば、母親と同等の存在です。
このように、人だけではなく、物や自分の特性なども同じように変わりの物が存在するのです。
私は、目標をかなえられなかったという事で、自分はダメな人間だ。
もう何も残っていないと思い込んで落ち込んでいましたが、目標には届かなくても、そこまで命をかけて取り組んだという努力は無駄ではないし、むしろ今となっては誇らしく思えます。
仕事を紹介してくれる人や、手伝ってくれる人にも出会えました。
失ったけれど失っていなかったのです。
でも、その時は、なかなか気が付かなくて、後になって、落ち着いてから気が付くのですよね。
自分の価値観を大切にする
結局、私が燃え尽き症候群になったのは、リスク管理をしていなかったためです。
もし、これが叶わなかった時にはどうすれば良いのか?と、しっかり計画を立てていなかったからです。
もうこれは無計画の無知としか言いようがありませんが、その後に、それでも自分なりに精一杯やったのだからと自分に自信を持てれば良かったんです。
それが、フト周りを見ると、みんな地に足をつけて生活しているし、以前と変わらない生活をしています。
周りの人たちは何ごともなかったかのように、すぐに結婚するなど「普通の大人なら〇〇しなければいけない」と生きていました。
私は、その変わり身の早さにはついていけませんでした。
でも、ついていけないと世間から置いていかれると思い、世間の価値観に合わせようとしました。
それがまた、自分を追い込んでしまいました。
自分は自分でしかないし、自分の価値観でしか生きることはできません。
他人の価値観で生きてはいけないのです。
まとめ
目標が叶わないなど、やるべきことを全力で行って、疲れたり虚しく感じたりしても、あなたには何も失ったものなどありません。
人は人、あなたはあなた。
そのままで素晴らしいのです。
他人の価値観をあなたの中に入れると、自分を極端に過小評価してしまいます。
そのままの自分を受け入れ愛していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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