現在、人類が初めてであったウイルスと闘っている日々ですが、ウイルスだけではなく、未知のものって何でも少なからず恐怖が起こりますよね。
特に目に見えない、手で触れないものは、更に恐怖が膨らみます。
恐怖とどうやって向き合えば良いのか考えてみたいと思います。
恐怖を受け入れる
どんな人にでも恐怖は起こります。
大きな原因は同じでも、人によって恐怖の度合いが違っているだけです。
例えば、コロナウイルスが原因の恐怖だとしても、
「感染してしまうかも知れない」
「仕事が無くなるかも知れない」
「資産が減るかも知れない」
「借金が返せないかも知れない」
など、恐怖の理由は違ってきます。
たとえ、10億円以上もの資産を持っている人でも、「資産が減るかも知れない」という恐怖は起こりますし、100万円の資産の人が「資産が減るかも知れない」という恐怖はなく、「感染してしまうかも知れない」という恐怖のほうが大きいかも知れません。
これは、自分の心と身体を守ろうとする、人間の防衛本能です。
その本質が違っていても、みんな同じように起こります。
そして、それは家族だとしても価値観が違うのと同じように、恐怖の内容も違い誰も引き受けてはくれません。
自分で受け止めるしかありません。
受け止めて受け入れる。
自分は恐怖を抱いているのだと受け止めた上で、次の行動に進む決意をしましょう。
自分を見つめ我慢できる範囲を少しずつ広げていく
その状況がいつまで続くのか分からなくて、どこまで我慢が続くのか分からないことが、恐怖の一因でもあります。
その恐怖と自分の許容範囲を見つめ、どの範囲なら、自分は我慢できるのか考えてみます。
その範囲が見えてきたのであれば、その範囲をクリアできるまで、自分は何をすれば良いのか。何をしたいのか、できるのかを明確にして行動していきます。
最低限、恐怖を感じない域まで到達したら、もう一度、恐怖を見つめてみる。
案外、受け入れ、出来ることが増えている自分が見えてきます。
我慢できる範囲も増えて、あなたの中のコンフォートゾーンも広まっていきます。
恐怖のデメリットとメリットで愛を感じる
恐怖は人間の防御反応だということは、その恐怖を感じることによって、あなたにとって良いことももたらしているのです。
では、恐怖のデメリットだけではなく、メリットを考えてみる必要があります。
私は、これまで恐怖によって夜も眠れないってことが何度もありました。
恐怖への対処法がはっきりとすれば、対処に向かって進めばいいので、恐怖は薄れるのですが、対処するためにどうすれば良いのか?また、対処のための行動にも恐れがありました。
でも、実は自分にとってのメリットも感じていました。
どういう事かというと、私が病気になって、その病気が原因で会社を何度もクビになってきました。
その時は、収入が絶たれたことで、生活ができなくなるという恐怖で飛び起きていました。
そして、こんな病気になるなんて…と病気を嫌いました。
でも、一方では「会社に行かなくていい」という安堵を感じていたのです。
収入が絶たれたのは恐怖。
だけど、そのおかげで「嫌いな仕事をしなくていい」というメリットです。
他にも、「病気のせいで働けないから貧乏なんだ」と自分に言い訳ができるし、「病気によって、早くサヨナラ出来るかも知れないから、老後の資金が足りなくても大丈夫かも?」なんて思うこともできました。
病気によるデメリットとメリットは同じくらいあったんです。
とすると、病気に対して、良いも悪いもないなく、ただの病気という事象があるという状態なのです。
メンターのドクター・ディマティーニによると、その感覚は「愛」なんだそうです。
その状態になると、今まで悪だと思っていた事象に良い悪いのジャッジがなくなれば、その事象は、自分の人生に何の影響も与えなくなります。
そのことが影響しているとすれば、それは自分の感情のみで、それは脳の錯覚なのです。
私は、その事象に対して、心の中ではバランスを取っていたのですが、周りの反応に影響されて、脳が錯覚をおこしていて、トラウマだのなんだのと言って逃げてきました。
もっと早くに自分の心を見つめることができていれば良かったのにって感じます。
でも、冷静になったからこそ受け入れることが出来たのかも知れません。
ディマティーニ博士は、困難な状況を乗り越えるために、誰にでも簡単に行えるようにディマテーニ・メソッド(DM)というメソッドの開発をされました。
今回、コロナウイルスに対してのワークを、日本でディマテーニ博士のメソッドを伝えるやる気研究所の岩元さんが解説してくださっています。
よろしかったら、ご参考にされてください。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
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